アクセサリについて

エアーコンプレッサー

※レーザー加工機を使用する際に必ずエアコンプレッサーの使用が必要です。

理由:エアーコンプレッサーはレーザーヘッドに空気を供給することで炎とスス等を素早く加工跡から除去して、より安定に加工が実行されます。また煙とゴミがレーザーヘッドに入らないようにしてフォーカスレンズの汚れ防止にも役に立ちます。

注意:レーザー加工を行う際にエアコンプレッサーの使用をしないと素材が燃えて重大な事故に繋がる恐れがあります。エアコンプレッサーを使ったとしても安心してはいけません。加工する際には必ず装置のそばで加工状況を常に監視する必要があります。万が一素材が燃えたら直ちに、消火処置を取ってください。

付属のエアコンプレッサー以外に貯蓄タイプの業務用エアコンプレッサーの使用が可能です。貯蓄タイプのエアコンプレッサーを使用する場合に必ず水抜きのフィルタレギュレータを付けてください。素材に対して適切な圧と空気量を調節してご使用ください。
対応機種:全機種
※NOVAシリーズの場合、高圧弁はリレーで制御されています。ソフトウェアのレイヤーのパラメータ設定→風送りのYes/Noの切り替えが可能です。

専用保護メガネと消火器

※レーザー加工する際に専用保護メガネと消火器は必需品です。
万が一反射ミラーの故障または反射体(ミラー)の角度を誤って設定を間違うとレーザービームがずれる場合があります。そしてレーザー加工を行う際に素材からレーザーが反射されたり乱射される場合も想定されますので、加工中は専用の保護メガネをかける必要があります。レーザー加工中に素材が燃える可能性もありますので、万が一のために消火栓をそばに置いて緊急時対応しましょう。消火栓は二酸化炭素タイプをお勧めです。

注意:レーザー加工中にレーザー光が急に出なくなった場合、異音が鳴った場合、素材が燃えた場合は慌てずに落ちづいてまず本体右側の赤い急停止ボタンを押して(素材が燃えた場合は空気の送りを遮断するためにコンプレッサーと集塵脱臭機も停止します)から、本体の扉を開いて消化処置を行いましょう。加工する際には設備の傍で加工が完了するまで見守る必要があります。もし火事により設備が故障した場合は保証外になりますのでご了承くだださい。

※燃えやすい素材と加工してはいけない素材
◎木材カット(燃えやすい素材)
◎段ボールなど内部が空洞の素材(燃えやすい素材)
◎油またはペイントが塗られた素材(燃えやすい素材)
◎アクリルなど表面の保護フィルム及び貼られた紙(燃えやすい素材)
◎塩ビ系素材(毒ガスが出ますので加工してはいけません)
※燃えやすい素材はその素材の底から燃え始めることが多いのでご注意ください!
※素材以外の原因として加工データに対するパラメータ(レーザーヘッドの移動スピードとレーザーパワーの設定)を正しく設定する必要があります。特に初心者はレーザー加工方法の学習及びトレーニングを受ける必要があります。

ハニカムテーブル

※ハニカムは使い便利な多用途テーブルです。
ハニカムテーブルは素材を置くと均等にサポートしますので、さまざまの素材に対応します。特に紙、革などの薄くまたは柔らかい素材の加工に向いております。

MDFまたはアクリル板を直接ハニカム作業台に置いてカットするとハニカムに反射されたレーザーにより、加工材の面が汚れたり、焼け跡が生じやすいです。

焼き跡のなくす方法

用意したフロック(金属アルミ)をハニカムテーブルの両サイトに置き、その上に加工材を置きます。そうすると加工材がハニカムと離れており、焼き跡が生じません。2㎜ぐらいの薄い板状素材を加工する場合、サポートが広くなるとセンターが垂れてきますので、ご注意ください。アクリル素材を利用してハニカムに刺せる星型のサポートチップを事前にカットして利用することが可能です。必要数分ハニカムに刺して立たします。

※MIR7とMIRA9そしてNOVAシリーズはカッターナイフ作業台が付属してあります。何本が取り出して、ハニカムテーブルに立ててカット素材のサポート代わりにすることが可能です。

ポイント

レーザーが走るカット線が加工材のサポートとの接点になるべく少なくすることがポイントです。

水冷機(チラー)

※ガラスチューブ形レーザー発信管の冷却方式は水冷システムを利用します。
MIRA5はパワーが小さいので、ラジエーター式の水冷システムが本体に装着してあります。MIRA7,MIRA9及びNOVAシリーズは水冷機(チラー)が本体に装着してあります。定期的(2-3か月)に一回水の交換と冷却ファン部分の付着された埃などを取り除く必要があります。タンクに入れる水は雑菌のすくない純水または蒸留水がお勧めです。
※空冷式発信器は冷却ファンで冷やしていますので、定期的に冷却ファン部分の付着された埃などを取り除く必要があります。

性能:水冷システムはガラスチューブのレーザー発振管と繋がっており、加工する際にガラスチューブの温度を素早く冷やすことに重要な役割を果たしております。

注意:水冷システム内部のチューブを間違って接続するとセンサーにより水循環が止まりレーザーが出なくなりますので、外した際に元どおりに戻してください。

集塵脱臭装置

※レーザー加工機は排気設備が必要です。

レーザー加工機は加工する際に庫内で煙とススなどが生じますので、汚れた空気を外部に出す必要があります。また、集塵脱臭機を設置して汚れた空気をろ過(煙とにおいをカット)する必要があります。そのままに出すと周囲に迷惑をかけることになります。

理由:庫内の煙とススを素早く出さないと、本体の内部が汚れます。またフォーカスレンズと反射ミラーも汚れが付くようになりレーザーの出力が弱くなります。また本体周囲の空気も汚れます。

注意:塩ビ系など悪いガスが生じる素材加工は決して使わないでください。人体と設備にダメージを与えます。また不明な素材はレーザー加工してもよいかを確認してください!

※レーザー加工機の本体にあった集塵脱臭機を使いましょう!
◎MIRAの対応機種 DX3104またはDX5000Ⅱ
◎MIRA7の対応機種 DX3104またはDX5000Ⅱ
◎MIRA9の対応機種 DX5000Ⅱ
◎NOVAシリーズの対応機種 RW1500、RW2200、送風機+集塵箱
◎PULSERシリーズの対応機種対応機種 DX1002、DX3104、DX5000Ⅱ