NOVA SERIES
生産から教育機関まで対応、中型CO2レーザー加工機
Aesthetic and Modern
私たちのブランドは「Aesthetic&Modern」をテーマに、レーザーカッターマシンに対し、10年を超える歳月を積み重ね、あらゆる改良を重ねてきました。
これらを強くイメージし、筐体のデザインから、使用感、メンテナンス性など細部にこだわり抜いています。
さらに、各シリーズは、調達国で安定的に製品を利用できるよう、ワールドワイドなテクニカルサポートを備えています。AEONの経験豊富な技術サポートチームが「あなた」と「あなたのチーム」に最良の結果をもたらすことをお約束します。
AEONレーザーのユーザーフレンドリーで快適なハンドリングデザインは、あらゆるプロセスを迅速かつスムーズに実行できます。
届いたその日から直感的に使うことのできる単純明快な操作性。長きにわたり「あなた」と「あなたのチーム」のクリエイションを支える強靭な機械です。
私たちは最高のレーザーカッターを作りました。それを使って傑作を生み出すのは「あなた」です。
● 建築模型製作の株式会社オークプランニングにAEONレーザーMIRAを導入しました。
目的: 建築模型製作 導入機種:MIRA5030RF 空冷30W
作品その1
作品その2
作品その3
● 静岡県立掛川工業専門学校にAEONレーザーMIRAを導入しました。
目的:教育 導入機種:MIRA5030RF 空冷30W
● 大阪芸術大学の建築学科にAEONレーザーMIRA9を導入しました。
目的:建築モデルの作成 導入機種:MIRA9060 80W
● 東京大学柏の葉キャンパスにてAEONレーザーの取扱講習を行っております。
● 大阪のある中学校の教育現場に導入しました。
目的:職業訓練 導入機種:MIRA5030 40W
● 東京のあるラボ施設に導入しました。
目的:モノづくり 導入機種:MIRA5030 40W
● 名古屋のある機器メーカーに導入しました。
目的:プレートにマーキング 導入機種:Pulsar F20 20W
● 京都工芸繊維大学のD-ラボに導入しました。
目的:モノづくり(木材及びアクリルカット) 導入機種:NOVA14 130W
※レーザー加工機を使用する際に必ずエアコンプレッサーが必要です。
理由:エアーコンプレッサーはレーザーヘッドに空気を供給することで炎とスス等を素早く加工跡から除去しより安定に加工が実行されます。また煙とゴミがレーザーヘッドに入らないようにしてフォーカスレンズの汚れ防止にも役に立ちます。
注意:レーザー加工を行う際にエアコンプレッサーの使用をしないと素材が燃えて重大な事故に繋がる恐れがあります。加工する際には必ず機械のそばで加工状況を監視する必要があります。
※レーザー加工する際に専用保護メガネと消火器は必需品です。
万が一反射ミラーの故障または反射体(ミラー)の角度を誤って設定を間違うとレーザービームがずれる場合があります。そしてレーザー加工を行う際に素材からレーザーが反射されたり乱射される場合を想定されますので、加工中は専用の保護メガネをかける必要があります。レーザー加工中に素材が燃える可能性もありますので、万が一のために消火栓をそばに置いて緊急時対応しましょう。
注意:レーザー加工中にレーザー光が急に出なくなった場合、異音が鳴った場合、素材が燃えた場合は慌てずに落ちづいてまず本体右側の赤い急停止ボタンを押して(素材が燃えた場合は空気の送りを遮断するためにコンプレッサーと集塵脱臭機も停止します)から、本体の扉を開いて消化処置を行いましょう。加工する際には設備の傍で加工が完了するまで見守る必要があります。もし火事により設備が故障した場合は保証外になりますのでご了承くだださい。
※燃えやすい素材と加工してはいけない素材
◎木材カット(燃えやすい素材)
◎段ボールなど内部が空洞の素材(燃えやすい素材)
◎油またはペイントが塗られた素材(燃えやすい素材)
◎アクリルなど表面の保護フィルム及び貼られた紙(燃えやすい素材)
◎塩ビ系素材(毒ガスが出ますので加工してはいけません)
※燃えやすい素材はその素材の底から燃え始めることが多いのでご注意ください!
※素材以外の原因として加工データに対するパラメータ(レーザーヘッドの移動スピードとレーザーパワーの設定)を正しく設定する必要があります。特に初心者はレーザー加工方法の学習及びトレーニングを受ける必要があります。
※ハニカムは使い便利な加工用テーブルです。
ハニカムテーブルは素材を置くと均等にサポートしますので、さまざまの素材に対応します。特に紙、革などの薄くまたは柔らかい素材の加工に向いております。
MDFまたはアクリル板を直接ハニカム作業台に置いてカットするとハニカムに反射されたレーザーにより、加工材の面が汚れたり、焼け跡が生じます。
焼き跡のなくす方法
用意したフロック(金属アルミ)をハニカムテーブルの両サイトに置き、その上に板上の加工材を置くことで、焼き跡が生じません。また、2㎜ぐらいの薄い板状素材はブロックが離れすぎるとセンターが垂れてきますので、上記方法ではなく、ハニカムテーブルに多数のサポート(星型)を用意することで解決することも可能です。
※MIRA9とNOVAシリーズはカッターナイフ作業台が付属されますので、カットにはとても便利です。
ポイント
レーザーが走るカット線がサポートと板の接点に通らないようにすることがポイントです。
※ガラスチューブ形レーザー発信管の冷却方式は水冷システムを利用します。
MIRAシリーズの水冷式は本体にラジエーター式の水冷システムが装着されております。またNOVAシリーズは外部の水冷機を使用しております。定期的に水の交換と冷却ファン部分の付着された埃などを取り除く必要があります。タンクに入れる水は雑菌のすくない純水または蒸留水がお勧めです。
※空冷式発信器は冷却ファンのみで冷やしておりますので、水冷機は必要ありません。
性能:水冷システムはガラスチューブのレーザー発振管と繋がっており、加工する際にガラスチューブの温度を素早く冷やすことに重要な役割を果たしております。
注意:水冷システム内部のチューブを間違って接続するとセンサーにより水循環が止まりレーザーが出なくなりますので、外した際に元どおりに戻しましょう!
※レーザー加工機は排気設備が必要です。
レーザー加工機は加工する際に庫内で煙とススなどが生じますので、汚れた空気を外部に出す必要があります。また、集塵脱臭機を設置して汚れた空気をろ過(煙とにおいをカット)する必要があります。そのままに出すと周囲に迷惑をかけることになります。
理由:庫内の煙とススを素早く出さないと、本体の内部が汚れます。またフォーカスレンズと反射ミラーも汚れが付くようになりレーザーの出力が弱くなります。そして、煙と臭いによりの周りの空気も汚れます。
注意:塩ビ系など悪いガスが生じる素材加工は決して使わないでください。人体と設備にダメージを与えます。不明な素材は確認しておきましょう!
※レーザー加工機の本体にあった集塵脱臭機を使いましょう!
◎MIRAの対応機種 DX3104またはDX5000Ⅱ
◎MIRA7の対応機種 DX3104またはDX5000Ⅱ
◎MIRA9の対応機種 DX5000Ⅱ
◎NOVAシリーズの対応機種 送風機+DX5000Ⅱまたは送風機+XL700
◎PULSERシリーズの対応機種対応機種 DX1002またはDX3104
レンズ
注意:レンズはガラスで作られており、割れやすいので、力加減に十分に注意をして作業を行ってください。
外し方
注意:綿棒で無理に擦ったり、テッシュ、布などでレンズの表面を直接拭いたりしないでください。レンズの表面は非常に傷つきやすいです。
ミラー
掃除方法
注意:掃除する際に設備の電源を落し、ビニール袋を着用してください。
*掃除完了後は元どおりに戻します。
素材のカス、埃などが庫内に散らかして設備の庫内が汚れてきますので、定期的に掃除を行いましょう。また、カット作業を行ってからの残材は軸の移動で当たる恐れがありますので、素早く除去しましょう。
水冷式のレーザー発信器を装着した設備は水冷システムを使用します。水冷式MIRAシリーズは水冷システムが内部に装着し、NOVAシリーズは独立の水冷機(チラー)を使用します。両方とも機内の循環水を定期的に交換する必要があります。
*使用水は蒸留水(無菌水)をお勧めします。一般の水道水では雑菌が繁殖しやすいため、レーザー管の内部が汚れやすくなり、レーザー管の寿命が短くなります。
一台のレーザー設備に幾つの換気ファイまたは冷却ファンが配置してあります。ファンはレーザー管の冷却システムを冷やすのに重要な役割を果たします。定期的にファンのフィルターの掃除を行ってください。
掃除方法
集塵脱臭機は一定の期間を使用するとフィルターの交換または掃除が必要です。
注意:集塵除臭機器は汚れた空気を濾過してもそのまま室内に放出しないでください。必ず室外に出してください。
本章では設備を使用する際に起こりえる一般的なトラブルに対しての確認と解決を説明しております。問題が改善されない場合は各販売店へお問合せください。
加工データにバグがあったり、データが転送できなかったり、本体のファームウェア更新により、設定が完了してなかったりしてレーザーが出ないケースもあります。まず以下の手順で確認してください。
確認と解決方法
扉の右奥のほうにセンサーが付いてあります。扉との接続が不良の場合レーザーはでません。ドアを閉じったままにして右側の点検口を開いてセンサーの部分を確認すると赤いランプが点灯されます。もし、センサーの位置がずれたり、故障した場合は点灯されません。センサーの位置を扉側に近寄るように調整してから再確認してください。
また、断線によりレーザーが途中で止まるケースがあります。センサー配線の確認が必要です。
確認と解決方法:水冷式の場合は水が正しく循環されてるかを確認します。まず電源を切ってからレーザー発振管が装着されてる設備背部にあるカバーを開き再度電源を入れると水が流暢に流れてるかを確認します。水漏れ等も同時に確認しますが、MIRAシリーズの場合は水循環チューブが内部に隠されておりますので、シリコンチューブがL字に曲がって流れが悪くなったりするケースがあります。解決方法は必ず電源をコードから抜いて本体の背部から手を入れて水が順調に流れるようにセットして置きます。また、ポンプモータの故障と水センサーの故障でもレーザーが出ません。設備のコントロールパネルから水センサーとその他センサーの具合を点検することが可能です。
※NOVAシリーズの場合は同じく外部の水の循環チューブが折れてるかを確認します。
確認と解決方法:レーザービームが三つの反射ミラーのセンターにきてるかを確認します。両面テープをまず第1反射ミラーの直角の位置に貼り付けて反射ミラーのセンターへ照射されてるかを確認、調整後に第2反射ミラーのセンターへ照射されるように第2反射ミラーの45度角の枠に両面テープを貼って調整します。そして、第3反射ミラーはヘッド上部になっており、両面テープを貼り付けて確認します。もしレーザービームが入光口に照射されてなかったら、レーザービームはフォーカスレンズに通ってないことになり、レーザーが出てないことになります。
確認と解決方法:反射ミラーとフォーカスレンズが汚れたり、割れたりしてるかを確認します。3枚の反射ミラーをそれぞ確認します。割れ目が生じるとビームもズレますので交換が必要です。フォーカスレンズはレーザーヘッドからブロックを外して確認しましょう。もし交換する場合は向きを位置は間違わないように気を付けましょう!
※垂直に照射されない場合はレーザー発振管の高圧側の固定ステージで調整を行います。レーザービームが左右に斜めて照射される場合は高圧側の発振管を上下で調整します。前後の斜めて照射される場合は高圧側の発振管を前後に移動させて調整を行います。0.5㎜単位ぐらいで行えば結構です。
もし、調整後にレーザー光が出なくなったら、レーザービームが第3ミラーに当たれてなかったことになりますので、反射ミラーの調整を見直す必要があります。
注意:レーザー管を触る時には電源を本体から抜いてから作業を行ってください。安全第一で調整することをお願い致します。
取り替えたレンズが固定ブロックの反対側に固定された可能性があります。交換されてないなら、レンズの汚れと割れてないかを確認してください。
注意:レンズのクリニングは固定ブロックから外す必要はありません。
工場出荷時に本体側のコントロールパネルの調整は行っておりませんので、方向キーでの移動スピードが速いです。レーザーヘッドの移動を調整してください。
調整方法
本体のコントロールパネルのスピード設定で調整可能です。詳しくは取扱説明書を参考してください。
安全スピード
・MIRAシリーズ 50~100㎜
・NOVAシリーズ 80~150㎜
原点はソフトと設備では右上となります。加工の開始点は図形の右上に設定することが一般的ですので、加工範囲がオーバーされないようにしてください。誤ったメーカ設定(加工範囲の設定とモーター回転パラの設定)またはデータのパラメータ設定でも起こる場合があります。
注意1:本体起動またはリセットしてからヘッドが右上の原点に戻るのではなく反対方向へ移動する場合はぶつかる恐れがあります。異常ですので、緊急停止を押してください。
注意2:レーザーヘッドが左右に当たると軸と故障する恐れがあります。必ず緊急停止を押してください。
注意3:上記原因による使用できない状態はメーカ設定を調整をする必要があります。販売店へお問い合わせください。
illustratorで作成したファイルがインポートできない
イラストレーターで作成されたデータはまずアウトランして保存する必要があります。また保存形式が正しいか確認してください。
彫刻データが部分的に塗りつぶされてる
彫刻の図形が重なったら、2重目の部分では彫刻されずに3重があった場合は塗りつぶされて彫刻されます。
確認方法:設置→グラフハッチを選択すると、彫刻部分が設定された色に塗りつぶされます。図形のラインをすべてブラック(同じ色)にして確認してください。ブラックに塗りつぶされた部分だけ彫刻されます。
データが転送できない
転送するデータ名が長すぎる場合、または本体側の内部メモリが一杯になって転送ができなくなります。(データをコントロールパネル操作に消すことが可能です。)伝送データのバグまたは加工エリアが設備の指定サイズよりオーバーしたり、加工開始点の指定が間違うと転送ができなくなります。ソフト上の加工エリアと確認して、実際の設備とあってるかを確認します。異なるとソフト上を実際の加工エリアに合わす必要があります。
注意:彫刻の場合は加速度によりレーザーヘッドの左右を往復しながら作動するため、左右の余裕空間が必要です。加工開始点の設定を左側にきっちり付けないようにしましょう。両サイトから50㎜ぐらい空けてください。