日々のメンテナンスと点検はレーザー加工機を長くお使いいただくために重要です。
レンズ・ミラーに汚れが付着した状態で使うとパワー不足や変形、割れにつながることがあります。
使用後に必ず清掃してください。(少なくても週1回以上の清掃をお願いします)
必要な道具
- コピー用紙(ウエス・バット・トレーでも可)
- 六角レンチ
- ブロア
- 専用刷毛
- 洗浄液(IPA)
方法
レンズ
- ヘッド下にコピー用紙などを置き外したねじ等が落ちないようにします。
- 六角レンチを使いレンズユニットのネジを外します。(MIRASにはありません)
- ヘッドからレンズユニットごと外します。
- ブロア・専用刷毛で埃を除去します。
- 洗浄液を付けた綿棒で撫でるように外から内へ渦を書くように拭きます。
memo:埃が付いた状態や強くこするとレンズに傷が付きます。
洗浄液は必ず専用のものもしくはIPAを使ってください。 - クリーニングペーパーで洗浄液を吸い取ります。
- 汚れがひどい場合は、直接洗浄液をかけしばらく置いたのち、クリーニングペーパーで洗浄液を吸い取ります。
複数回繰り返します。
改善しない場合は、表面処理が剝がれているか、汚れが焼き付いている場合があります。
その場合は交換が必要になります。 - 水分がないことを確認し、レンズユニットを元に戻します。
注意:水分が残ったまま電源を入れレーザーを照射すると残った水分が爆発的な蒸発を起こし、衝撃でレンズ・ミラーが割れることがあります。
必ず水分を除去してください。
ミラー
- 光軸がズレないよう本体についた状態で作業します。
- ブロア・刷毛で埃を除去します。
- 洗浄液を付けた綿棒で撫でるように外から内へ渦を書くように拭きます。
memo:埃が付いた状態や強くこするとミラーに傷が付きます。
洗浄液は必ず専用のものを使ってください。 - クリーニングペーパーで洗浄液を吸い取ります。
- 汚れがひどい場合は、直接洗浄液をかけしばらく置いたのち、クリーニングペーパーで洗浄液を吸い取ります。
複数回繰り返します。
改善しない場合は、表面処理が剝がれているか、汚れが焼き付いている場合があります。
その場合は交換が必要になります。 - 水分がないことを確認し、電源を入れます。
注意:水分が残ったまま電源を入れレーザーを照射すると残った水分が爆発的な蒸発を起こし、衝撃でレンズ・ミラーが割れることがあります。
必ず水分を除去してください。
冷却水が汚れていなくても3カ月に一度の全交換をしてください。
(クーラント液(不凍液)を使用している場合はクーラントのメーカー推奨でも問題ありません)
必要な道具
- バケツ
- 精製水(クーラント液)
- 石油ポンプ・漏斗・オイルジョッキ・ホース
方法
- バケツを加工機背面排水口下に置き、排水口を開きます。
memo:この時注水口を開けておくと出てくる量が増え作業が速く済みます。
チラーとカバーの隙間に垂れた冷却水が入り込むことがあります。
ウエス等でしっかりとふき取ってください。 - すべて出たら、排水口をしっかりと閉じます。
- 注水口を開き、精製水(凍結の恐れがある場合はクーラント液(不凍液))を入れます。
memo:水道水や飲料水はミネラル分を含み、配管内で詰まる原因にもなるため使用しないでください。
コック付きボトルではない場合、石油ポンプや漏斗・オイルジョッキがあれば簡単にできます。 - 水位計の『NORMAL』の真ん中より上まで注水します。
memo:機種によりますが大体2.5L程度必要です。 - 注水が終われば、注水口を閉じ運転をかけます。
memo:この時若干減ることがありますが水位計の『NORMAL』の中央に水面があれば特に問題はありません。
水面が『NORMAL』の中央より下になった場合は追加で冷却水を入れてください。
冷却液の処分について クーラント液(不凍液)
クーラント液(不凍液)の主成分のエチレングリコールは可燃性で危険物かつ、毒性が有るため、河川や下水、側溝へ流したり、地面に浸透させたりなどの廃棄方法は違法行為なので絶対にしないでください。
廃棄する場合は、凝固剤や高分子吸収剤等を用いて固形化したのち自治体の指示に従って処分するか、ガソリンスタンドや販売店等に引き取ってもらってください。
冷却液の処分について 精製水
精製水は水と同じなのでそのまま下水へ流しても特に問題はありません。
ただし、精製水がひどく汚れている場合や、前回はクーラント液を使っていた場合などは新聞紙やウエス・凝固剤・高分子吸収剤等を用いて固形化したのち自治体の指示に従って処分してください。
汚れが付着しすぎるとノズルがふさがり加工精度が落ちる場合があります。
週一程度の清掃をするよう心がけましょう。
必要な道具
- コピー用紙(ウエス・バット・トレーでも可)
- ウエス
- 中性洗剤(アルコール・パーツクリーナー(潤滑剤無し)でも可)
方法
- 加工台を下げ、電源を切ります。
- ヘッドの下にコピー用紙などを置き、外したパーツが落ちないようにします。
- ノズルをつまみ上から見て反時計方向に回しノズルを外します。
memo:この時、オートフォーカスのセンサードグ(穴の開いたプレート)も一緒に外れます。
これも汚れていれば一緒に掃除してください。 - 水で濡らし固く絞ったやわらかいウエスで磨きます。
memo:汚れが取れない場合はパーツクリーナーなどを付けて磨きます。
研磨剤等はメッキがはがれることがあるので使わないでください。
洗剤を使う際は中性洗剤等を使ってください。 - 汚れが取れたら、外した時と逆手順で復元します。
オートフォーカスのセンサードグには向きがあります。
うまく入らない場合はノズルの筒を回してください。
加工中に切りくずに引火する恐れがあります。
加工後に切りくずを回収する程度の清掃は必ず行うように心がけましょう。
必要な道具
- 小さな箒・塵取り(エアーガン)
- ウエス
- 中性洗剤
方法
- 加工台を下げ前面扉を開きます。
- 加工台上の切りくずを一番低い箇所へ集めます。
- 切りくず受けを引き出し、溜まった切り屑を捨てます。
MIRAには切りくず受けはありません。 - ハニカム台・カッターナイフ台(カッティングブレード)を外します。
- 水で濡らし固く絞ったウエスで磨きます。
memo:汚れが取れない場合はパーツクリーナーなどを付けて磨きます。
研磨剤等はメッキがはがれることがあるので使わないでください。
洗剤を使う際は中性洗剤を使ってください。 - 汚れが取れたら、外した時と逆手順で復元します。
光軸がずれているとパワーが落ち、まともに加工ができなくなります。
ここで紹介する方法は一例です。
必要な道具
- 両面テープ(または、マスキングテープ)
- 六角レンチ
確認方法
- 両面テープやマスキングテープをヘッド上部のレザー入射口に貼ります。
memo:この時保護レンズにテープのノリが付かないように注意してください。 - カバーを閉じ、[Pulse]ボタンを(約0.5秒)押しレーザーを照射します。
memo:長く押し照射するとテープが燃えます。 - テープが焦げた位置が入射口の中央に来ていれば、発振管からヘッドまでの調整をする必要はありません。
memo:これを4隅で確認します。 - ノズル先端に両面テープやマスキングテープを貼ります。
- 先ほど同様に、カバーを閉じ、[Pulse]ボタンを(約0.5秒)押しレーザーを照射します。
memo:長く押し照射するとテープが燃えます。 - テープを剥がしテープが焦げた位置がノズルの跡の中央に来ていれば、ヘッドでの調整をする必要はありません。
調整方法 確認方法3でずれがあった場合(発振管で調整)
- ヘッドのレザー入射口に貼ったテープを剥がさず背面のカバーを開きます。
- 発振管の照射口と反対側の固定器具を緩め数センチ動かします。
memo:この時上下左右に動かせますが、分からなくなるので必ず一方向のみ動かしてください。 - 先ほど同様に、加工エリアのカバーを閉じ、[Pulse]ボタンを(約0.5秒)押しレーザーを照射します。
memo:長く押し照射するとテープが燃えます。 - 照射前と照射後の焦げた箇所を確認し下の表を参考に再度発振管を移動させます。
- 穴がたくさん開きわからなくなった場合は新しいテープに張り替えてください。
- 調整が終わればしっかりと固定してください。
memo:この時一気に締めこむと移動してしまうので少しずつ交互に締めていきます。 - 固定後再度確認します。
調整方法 確認方法6でずれがあった場合(ヘッドミラーで調整)
- ヘッド上部の金色(赤色)の片方のつまみのナットを緩め、緩めた側のつまみを90度ほど回します。
- 先ほど同様に、カバーを閉じ、[Pulse]ボタンを(約0.5秒)押しレーザーを照射します。
memo:長く押し照射するとテープが燃えます。 - テープを剥がしノズルの跡と照射後の焦げた箇所を確認し上の表を参考に再度つまみを回します。
- 調整が終わればしっかりと固定してください。
- 固定後再度確認します。
ここでは過去にあったトラブルとその対処法です。
ほとんどの場合、日常のメンテナンス不足や、確認不足が原因です。
使用前には必ず点検を行ってください。
ここにない症状や改善がみられない場合は、販売店までご連絡ください。
また少しでも不明な点がある場合も、自力で直そうとせず販売店までご連絡ください。
対処方法の詳細は下記のメンテナンスの項目を参照してください。
メーカー設定にバグが起こっている可能性があります。
他の部品の故障にもつながる危険な状態です。
非常停止ボタンを押し、販売店へ連絡してください。
非常停止ボタンを押した後は指示以外のこと(ワーク取り出し、コンセントを抜くを除く)を行わないでください。
ぶつかるのは他の部品の故障にもつながる危険な状態です。
非常停止ボタンを押し、販売店へ連絡してください。
非常停止ボタンを押した後は以下の確認事項以外のこと(ワーク取り出し、コンセントを抜くを除く)を行わないでください。
確認事項
- 本体内の加工データが多くないですか?
- モニタの診断で、センサーが正常に動作していますか?
- モータードライバーの電源が入っていますか?
- モーターのケーブルを抜き、モーターの軸が手で回りますか?
対処法
- ヘッドを中央にに移動させます。
- 非常停止ボタンを復帰させます。
- [ESC]キーを押しヘッドの動作を止めます。
- 加工データが多いとコントローラーの処理に影響が出ます。
加工データを整理し10~20個(多くても50個程度)まで減らしてください。 - センサーが正常に反応しない場合は販売店までご連絡下さい。
- モーターが手で回らなければ販売店までご連絡ください。
確認事項
- コンセントが抜けていませんか?
- ブレーカー/ヒューズが切れていませんか?
- コンセントまで電気が来ていますか?
対処法
- 電源プラグを挿しなおしてください。
- テスターでコンセントに電気が来ているかを確認します。
電気が来ていなければ大元を確認してください。 - NOVAは背面下部のブレーカーが入っているかを確認します。
再度入れなおし、すぐに切れるようであれば販売店に連絡してください。 - MIRAは電源プラグのヒューズボックスを確認します。
ヒューズが切れているようであればヒューズを交換します。
すぐに切れるようであれば販売店に連絡してください。
確認事項
- 加工データが加工エリアより大きくないですか?
- 加工エリア外に不要なパスが残っていませんか?
- 原点位置が正常な位置にありますか?
対処法
- シミュレーションを使い、加工データが加工エリアから出ていないことを確認し、出ているパスは削除してください。
特に彫刻のデーターは加工箇所の左右にスペースが必要です。
速度・パワーを落とすなどパラメータの見直しもしてみてください。 - 原点位置が左手前側によりすぎていると、加工データによっては加工エリアからはみ出すことがあります。
はみ出さないように原点位置を調整してください。
確認事項
- 光軸がずれていませんか?
- 加工台が傾いていませんか?
- ミラー・レンズが汚れ、変形、割れ、摩耗していませんか?
対処法
- ヘッドから加工台の高さを4隅で確認しの水平かどうか確認します。
水平でない場合は加工台の調整をします。 - 光軸の確認をします。
光軸がずれている場合は光軸を調整します。 - ミラー・レンズの状態を確認します。
汚れていれば清掃。変形、割れ、摩耗があれば交換します。
確認事項
- パラメーターの最小パワーが0%になっていませんか?
- 光軸がずれていませんか?
- ヘッドから加工台の高さを4隅で確認しの水平かどうか確認します。
- 水平でない場合は加工台の調整をします。
- 加工機のある部屋の気温が大きく変動していませんか?
- コンプレッサーが動いていますか?
- ミラー・レンズが汚れ、変形、割れ、摩耗していませんか?
- 発振管が寿命(3~5年)に近づいていませんか?
対処法
- パラメーターの最小パワーを1%以上にしてください。
- ミラー・レンズの状態を確認します。
汚れていれば清掃。変形、割れ、摩耗があれば交換します。 - ヘッドから加工台の高さを4隅で確認しの水平かどうか確認します。
水平でない場合は加工台の調整をします。 - 光軸の確認をします。
光軸がずれている場合は光軸を調整します。 - 室温が15~30℃で一定になるよう空調をかけてください。
- SUPER NOVAの発振管切替機構にエアーシリンダーを使っています。
手動切替でパシュッというエアー音が鳴りシリンダーが動くことを確認してください。 - 長年使っていると発振管の寿命で出力が落ちてきます。
発振管の交換になります。
確認事項
- 光軸がずれていませんか?
- 加工機のある部屋の気温が大きく変動していませんか?
- 水冷式の場合、チラーが動いていますか?
- 冷却水が減っていませんか?
- 冷却水が漏れていませんか?
- 空冷の場合、冷却ファンが動いていますか?
対処法
- 光軸の確認をします。
光軸がずれている場合は光軸の調整をします。 - 冷却水の水量を確認し、1日から2週間程度で明らかに減っているようであれば冷却水が漏れていないか確認します。
床や加工機に冷却水の水たまりがあると漏れている可能性が高いです。
電源プラグを抜き、販売店まで連絡してください。 - チラーが動いているか確認します。
動いてなければ背面の電源スイッチを確認し、それでも動かなければチラーの電源を確認してください。
わからなければ販売店にご連絡ください。 - 発振管のファンが動いているか確認します。
動いてなければ販売店にご連絡ください。 - 室温が15~30℃で一定になるよう空調をかけてください。
確認事項
- 加工台が汚れていませんか?
- 切り屑がたまっていませんか
- ノズルからエアーが出ていますか?
対処法
- 加工台の汚れを除去します。
- 切り屑を除去します。
加工台下側にも散乱していることがあります。
巻き込まれなどでZ軸の故障につながるのでこちらも除去しておきます。 - ノズルからエアーが出ていることを確認します。(製造年代によって加工中のみにしかエアーが出ない機種もあります)
確認事項
- パラメーターの最小パワーが0%になっていませんか?
- 原点位置が端によっていませんか?
- 加工エリア内にパスが入ってますか?
対処法
- パラメーターの最小パワーを1%以上にしてください。
- 原点位置を内側にしてください。
- シミュレーションで加工エリア内にすべて入っているか確認します。
確認事項
- カタカタ音が鳴っていませんか?
- モーターのケーブルを抜き、モーターの軸が手で回りますか?
挟まれに注意してください
対処法
- 駆動軸のベルトを確認します。
すり減り、ひび割れ、欠けがある場合はベルトを交換してください。 - モーターが手で回らなければ販売店までご連絡ください。
確認事項
- 集塵機が動いていますか?
- ブロアや集塵機のフィルター部が目詰まりを起こしていませんか?
対処法
- 集塵機のコンセントを挿しなおし、電源が入るか確認してください。
入らなければ販売店にご連絡ください。 - フィルターを確認します。
汚れがひどい場合は交換してください。 - ブロアの加工機側のダクトを外し目詰まりを起こしていないか確認します。
目詰まりを起こしていればブラシ等で除去してください。
→改善しなければブロアの排気側も同様に確認してください。
修理、交換については販売店に連絡の上、指示に従って行ってください。
ベルトが摩耗すると加工精度に大きく影響が出ます。
特にX/Y軸のモーターからのベルトは、ほかのベルトより動作回数が多く摩耗が激しいので交換時期が短くなりやすいです。
必要な道具
- スパナ
- 六角レンチ
- 新しいベルト(古いベルトに書いてある型式と同じものを用意します)
方法
X軸ベルトの交換
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- 右側側面のカバーを開きます。
- スパナで操作パネル裏のナットを外し操作パネルを外します。
memo:この時ケーブルを切らないようゆっくりと引き抜いてください - 操作パネルのあった開口部にベルトが見えるようヘッドを手前に移動させます。
- X軸モーター固定のネジをゆるめます。
- ヘッドを中央へ後退させます。
- ベルトテンショナーを緩め、プリー同士を寄せてベルトを外します。
- 新しいベルトと交換し、ベルトテンショナーでベルトを先程と同じくらいまで張ります。
- 操作パネルのあった開口部にベルトが見えるようヘッドを手前に移動させます。
- X軸モーター固定のネジを締めます。
- 操作パネルを元に戻し、スパナで操作パネル裏のナットを締めます。
memo:この時ケーブルを切らないよう注意してください。
操作パネルのコネクターが抜けることがあります。抜けた場合はさしなおしてください。
締めすぎないように注意してください。 - 右側側面のカバーを閉じます。
Y軸ベルト交換
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- 背面のカバーを開けます。
- テンショナーを緩めプリー同士を寄せてベルトを外します。
必要な道具
- コピー用紙(ウエス・バット・トレーでも可)
- 手袋
- 六角レンチ
方法
- 電源を切ります。
- 外したパーツが落ちないようヘッド下にコピー用紙などを置きます。
- ネジを外し、レンズユニットを外します。
- レンズユニットのレンズ固定ネジを外しレンズを外します。
memo:この時レンズの裏表を確認しておきます。 - 新しいレンズを裏表に注意して取り付けます。
- レンズユニットのレンズ固定ネジを取り付け均等にしっかりと締めます。
- ヘッドにレンズユニットを戻し、ネジでしっかりと固定します。
注意:レンズが割れている場合は素手でさわらないでください。とても鋭利で指を怪我する恐れがあります。
またレンズ内には有毒な物質(セレン化亜鉛)を含んでおり危険です。
処分する際は販売店までご連絡ください。
必要な道具
- コピー用紙(ウエス・バット・トレーでも可)
- 手袋
- 六角レンチ
- ドライバー
方法
- 電源を切ります。
- カバーをあけます。
場所によってはドライバーが必要になります。 - ネジを緩め、ミラーユニットを外します。
- ミラーユニットのミラー固定ネジを外しミラーを外します。
memo:この時ミラーの裏表を確認しておきます。 - 新しいミラーを裏表に注意して取り付けます。
- ミラーユニットのミラー固定ネジを取り付け均等にしっかりと締めます。
- ミラーユニットを戻し、ネジでしっかりと固定します。
- 光軸を確認、調整します
注意:ミラーが割れている場合は素手でさわらないでください。とても鋭利で指を怪我する恐れがあります。
またミラー内には有毒な物質(セレン化亜鉛)を含んでおり危険です。
処分する際は販売店までご連絡ください。
必要な道具
- 六角レンチ
- ニッパー
- カッターナイフ
- ワイヤーストリッパー(あれば)
- センサー
- コネクター
- 結束バンド
方法
- 操作パネルの診断を使いどのセンサーが故障しているか確認します。
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- センサーの固定位置が分かるよう印をマジック等で入れます。
- センサーを固定しているネジを外します。
- ケーブルを外します。
memo:完全に引き抜けない場合はコネクターを固定できる位置でケーブルを切ります。 - 新しいセンサーを先程のしるしに合わせて取り付けます。
- 配線の色を間違えないように結線しまます。
memo:この時余裕をもったケーブル長にしておきます。 - ケーブルが引っ掛からないように結束バンドで固定します。
memo:この時コネクターも固定しておきます。
水冷式と空冷式、MIRA Sシリーズとでは方法が変わります
必要な道具
- ドライバー
- ニッパー
- はんだごて一式(こて・はんだ・クリーニングスポンジ・フラックスペースト・熱収縮チューブなど)
- 結束バンド
- 冷却水
方法
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- 発振管の電源ケーブルを外します。
- 固定ネジを外し、発振管を外します。
- 発振管の供給側→排出側の順でホースを外します。
memo:この時、固ければ縦に切り込みを入れると外しやすくなります。
排出側を外す前に発振管を少し傾け、冷却水を発振管からある程度抜き、チラーへ移動させておきます。 - 新しい発振管を向きに注意して載せ、固定ネジを締めます。
- ホースを取り付けます。
memo:外した際に切れ込みを入れた場合そこから冷却水が漏れます。
切れ込みのあるとこは切り落としてください。 - 発振管の電源ケーブルを取り付けます。
- コンセントを挿し電源を入れます。
- 冷却水が減っていれば追加しておきます。
- 光軸の調整をします。(この時ミラーは動かさず、発振管の位置で調整します)
必要な道具
- ドライバー
- ニッパー
- はんだごて一式(こて・はんだ・クリーニングスポンジ・フラックスペースト・熱収縮チューブなど)
- 結束バンド
方法
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- 発振管の電源ケーブルを外します。
- 固定位置の印をし、固定ネジを外し、発振管を外します。
- 新しい発振管を向きに注意して書いた印に合わせて載せ、固定ネジを締めます。
- 発振管の電源ケーブルを取り付けます。
- コンセントを挿し電源を入れます。
- 光軸の調整をします。(この時ミラーは動かさず、発振管の位置で調整します)
必要な道具
- ドライバー
- 結束バンド
- 冷却水
方法
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- 発振管の電源ケーブルを外します。
- 固定金具をアンロックにし発振管を外します。
- 発振管の供給側→排出側の順でホースを外します。(水冷のみ)
memo:この時、固ければ縦に切り込みを入れると外しやすくなります。
排出側を外す前に発振管を少し傾け、冷却水を発振管からある程度抜き、チラーへ移動させておきます。 - 新しい発振管を向きに注意して載せ、固定金具をロックにします。
- ホースを取り付けます。(水冷のみ)
memo:外した際に切れ込みを入れた場合そこから冷却水が漏れます。
切れ込みのあるとこは切り落としてください。 - 発振管の電源ケーブルを取り付けます。
- コンセントを挿し電源を入れます。
- 冷却水が減っていれば追加しておきます。
- 光軸の確認をします。
必要な道具
- ドライバー
- 結束バンド
方法
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- 発振管の電源ケーブルを外します。
- 固定金具をアンロックにし発振管を外します。
- 発振管の供給側→排出側の順でホースを外します。(水冷のみ)
memo:この時、固ければ縦に切り込みを入れると外しやすくなります。
排出側を外す前に発振管を少し傾け、冷却水を発振管からある程度抜き、チラーへ移動させておきます。 - 新しい発振管を向きに注意して載せ、固定金具をロックにします。
- ホースを取り付けます。(水冷のみ)
memo:外した際に切れ込みを入れた場合そこから冷却水が漏れます。
切れ込みのあるとこは切り落としてください。 - 発振管の電源ケーブルを取り付けます。
- コンセントを挿し電源を入れます。
- 光軸の確認をします。
必要な道具
- マイナスドライバー
- 六角レンチ
- 樹脂ハンマー(木槌)
確認方法
- 電源を切り、コンセントを抜きます。
- 直角定規で加工台面からヘッドまでの高さを4隅で確認します
- 最大誤差が4mm程度か確認します。
MIRA 修正方法
- 加工台を上げます。
- Z軸モーターのテンショナーを緩めます。
- 極度に上がっている/下がっている軸のベルトを外し、軸を回します。
- 水平になったことを確認しベルトを戻します。
- Z軸モーターのテンショナーを締め、緩める前と同じ張り具合にします。
NOVA / MIRA S 修正方法
- ハニカム台、カッターナイフ台のブレードを外します。
- カッターナイフ台のブレード乗せプレートの中央のボルトを緩めます。
memo:四隅奥側なら奥側、前側なら前側のボルトを緩めます。 - ブレード乗せプレートの端のボルトを緩めます。
memo:四隅右側なら右側、左側なら左側のボルトを緩めます。 - ブレード乗せプレートを上げる/下げます
memo:硬い場合は上げるなら下側にマイナスドライバーを入れひねります。
下げる場合は樹脂ハンマーや木槌で軽くたたきます。(金づちは変形するのでやめてください) - 水平になれば緩めたボルトを外→内の順で締めます。
memo:念のため緩めてないボルトも締めます。 - ブレード、ハニカム台を戻します。