集塵脱臭機(集塵脱臭機)/ AEONレーザー

集塵脱臭機

集塵脱臭機はゴミと埃などによる汚れた空気を濾過するシステムです。また同時煙、においなどを除去する機能があります。例えば、CO2レーザー加工を行う際に埃、煙などが発生しますので、処置を取らずに排出すると周囲の空気が汚染されます。集塵脱臭機を使うことで、最大限に空気汚染を抑える役割を果たします。

集塵脱臭機の構造

集塵脱臭機本体では入口と排出口があります。内部のターボファンによって負圧が形成され、吸引力が働きます。汚れた空気が入口から吸い込まれて、各フィルターを経由してきれいな空気が排気口から排出されます。
※汚れた空気は100%濾過されません。装置の性能、使用フィルターの性能、空気の状況などによって性能が異なります。汚れた空気の内容(特に臭い)などによりますので、室内排出可能の場合と室外に排出が必要の場合があります。
レーザー加工に使う場合は基本的に室外排出になります。

フィルターの種類:トップフィルター、中間フィルター(PPフィルターとガラスファイバーフィルター)、活性炭フィルター(メインフィルター)
トップフィルター:ゴミと埃を遮断します。
中間フィルター:より細かい埃と煙中のタールなどを留めます。
活性炭フィルター:臭いと目に見えな埃を吸い取ります。
※それぞれのフィルターの役割が異なりますので、配列順番があります。

設備を選ぶには

レーザー加工機に適応する集塵脱臭機を選びましょう。

レーザー加工装置の加工エリアが広いほど、レーザー加工機本体の庫内空間が大きくなっています。より大きい風量に対応する装置が必要になります。選ぶ基準は風量と消費電力です。消費電力が大きいほど風量の処理能力が上がります。

◆集塵脱臭機X1001  最大出力200W(レーザーマーカー用)
◆集塵脱臭機DX3104 最大出力330W(小型レーザー加工機 MIRA5)
◆集塵脱臭機XL500 最大出力450W(中型レーザー加工機 MIRA7またはMIRA9)
◆集塵脱臭機XL500 最大出力700W(中型レーザー加工機用 NOVAシリーズ)
※よりワンランク上の機種を選ぶことは問題ありません。

 ⇒集塵脱臭機製品ページ

フィルターの寿命

フィルターは寿命があります。一定の期間を使用すると詰まってきますので、交換を行う必要があります。

トップフィルターは掃除機等で埃を吸い取ることが可能です。または1回ぐらいの水洗いしてしっかり乾燥させて再利用することも可能です。使用期間は1週間~3ヶ月ぐらいです。

中間フィルターは詰まると掃除機で吸い取ってもあまり効果がありません。交換が必要になります。使用期間は1ヶ月~4ヶ月ぐらいです。

活性炭フィルターは長くは使用可能ですが、半年使用してから一度外に出して太陽の光によく当てて十分乾燥させるとよい効果が得られます。使用期間は3ヶ月~6ヶ月ぐらいです。

※フィルターの寿命は設備の使用状況と周囲環境によって異なります。特に活性炭フィルターは空気中の水分を収集しますので、長く放置しておくと自然劣化されてきますので、適切に保管する必要があります。
また、使用取扱説明書に従って操作またはメンテナンスを行ってください。

その他

CO2レーザー加工に使用する集塵脱臭機は排気口をダクトーに繋げて室外に排出できるよに設置してください。集塵脱臭機の濾過能力は限界があり、室内放出はしないでください。ガルバノ式ファイバーレーザーマーカ、3Dプリンターに使われる集塵脱臭機は室内放出しても大丈夫です。

 

以上